岩上神社（岩神神社） 巨石信仰 神籬岩(ひろもぎいわ)
岩上神社の参道 |
岩上神社 拝殿 |
岩上神社（岩神神社）は県指定重要有形文化財にも指定され、本殿、舞殿、拝殿からなり、淡路島を代表する巨石信仰の神社として知られています。
本殿横の岩山の中腹には、神籬岩（ひろもぎいわ）があり、「ひもろぎのお岩さま」とも呼ばれる卵の形に似た自然石です。
神籬石は高さ約１２ｍ、周囲１６ｍもある巨石で、付近からは平安時代の土器が発掘されており、歴史は室町時代に創建された岩上神社よりも古いと言われ、古代から神石として祭祀されてきたことが分かります。
岩上神社は平成１５年には３年に及ぶ解体修理が終わり、室町時代の様式を伝える枡などの組み物が極彩色によみがえりました。 |
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本殿は一間社隅木入春日造（いっけんしゃすみぎいりかすがづくり）、四手先詰組（よてさきつめぐみ）、屋根は桧皮葺（ひわだぶき）になっており、社伝によれば１５４１年（天文１０年）に龍田神社(奈良県三郷町)の旧社殿を移したと伝えられています。
解体修理により、１８世紀中頃に再建されたことが判明しました。内陣を一扉二室の平面とし、背面軒の出を不均一とするなど類例のない技法を示し、また彩色も不規則な配色で、象鼻（ぞうばな）等の飛び出す彫刻を多用する意匠を示すなど、国内でもきわめて異色の本殿です。 |
岩上神社 拝殿と本殿 |
岩上神社 本殿 |
神籬岩（ひろもぎいわ） |
岩上寺 |
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